天台宗無量寿山善福寺
ご先祖さまの恩に報いるため感謝の心を忘れず、一日一日精進していきましょう。
蒟蒻あれこれ
◎蒟蒻原産地と渡来
蒟蒻は多年生植物で、原産地はインドシナ半島と言われております。日本への渡来は、根菜農耕文化の伝来と共にサトイモなどと同じように縄文時代に渡来した説・大和時代に医薬品として朝鮮から伝わった説・中国に渡った日本の僧侶が持ち帰った説と沢山あります。
◎蒟蒻は病気に効用あり
中国の文献によると中国の明朝時代に書かれた植物書「本草網目」には、できもの・喉が渇き尿が出ない病気・呼吸器関係の病気に蒟蒻を多量に食べたら病気が治ったと記述されている。
織田信長の頃、宮中に出入りした名医の曲直瀬(まなせ)道三「宣禁本草」という本の中で『よう腫(悪性のできもの)・風毒(中風)に主効があり、腫上を摩しつづければ腸風が治る』と記述されている。
豊臣秀吉が備前名古屋に城を築いた頃、石工の頭領で谷丸久右衛門がある時突然腹痛を起こし重体になったときに、妻が水垢離をして神さまに御願いしたところ夢の中に神さまが現れ、「汝の夫の体内には多数の砂石がある、我が秘薬を与える」と告げ姿を消した跡に蒟蒻玉がおいてあり、そこでコンニャクを作り食べさせると忽ちに快復した。その話を聞いた大名は国に持ち帰り栽培させたと言われてる。
◎蒟蒻は、高級品
鎌倉時代には、仏様の供物にしたと言う記録があります。室町時代は、蒟蒻を「槽鶏」といって高級な食品として食べられてました。寺院からは、武家・公家へのお歳暮用に使われました。庶民の食品になったのは江戸時代からであります。
◎上毛カルタ
葱と蒟蒻下仁田名産
↓板蒟蒻・しらたき・おでんこんにゃく
どれもヘルシーでおいしそう
↓さしみ蒟蒻と言ったら青のりです
からし酢みそで