天台宗無量寿山善福寺
彼岸について
由来
彼岸とはパーラミター(波羅密多)の漢訳である到彼岸から来た言葉で悟りの世界に到達すると言う意味です。
煩悩に溢れた世界を此岸・悟りの世界を彼岸として対比してよく使われます。
悟りの世界へ到達する方法として布施(ふせ)・自戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)の六波羅密が言われております。
更に太陽が真西に沈み阿弥陀仏の極楽浄土が西にあることから観無量寿経疏の中にある日想観より極楽浄土を思い描きながら念仏を行うことで往生(悟りの世界に生まれる)とも言われております。
彼岸の期間
春分と秋分の日を中心とした前後3日間を言います。
彼岸の供養
お彼岸の期間中は家のお仏壇・お墓地を清掃しお供え物をあげましょう。
例えば、お供え物は春であればぼたもち・秋であればおはぎが有名ですが特に決められてはいませんので各々好きなものをお供えしてください。
また、ご先祖様への感謝の気持ちを子孫に伝えるために家族でお寺参り・お墓参りへ行きましょう。